読みたい本はどんな本?

読んだ本についての感想と、気分で選べるようにジャンル分けをできればなあと。

2017-01-01から1年間の記事一覧

『わたしを離さないで 』 カズオ・イシグロ 海外文学/心の証明

[純文学] ハヤカワepi文庫 イ-1-6-51- 2017年10月18日 67刷 翻訳:土屋政雄 439ページ。わたしの一人称で緩やかに進んでいく。柔らかい。[キーワード] 子ども、施設、臓器提供[私的なキーワード] 人間とは、差別、どう生きるか=============== ざっくりあらす…

『遮光』中村文則 純文学/虚言癖

[純文学] 新潮文庫 な56 3 平成25年4月25日 二刷 149ページ。薄い本。一人称の私で進められ、一つ一つの文章が短い。陰鬱なまっすぐさ。ちゃんと沈み込むような空気。野間文芸新人賞受賞作。 [キーワード] 虚言癖、恋人[私的なキーワード] 陰鬱、世界との繋…

『紙の動物園』ケン・リュウ 海外文学/母と息子

[SF]ハヤカワ文庫 SF2121 2017年4月15日 発行24ページ。日常がベースで、少し不可思議が混ざっている。難しい言葉や表現はないのですんなり読める。人との待ち合わせや電車の移動の最中に読み終える。 [キーワード]国、母、息子、ハーフ、魔法[私的なキーワ…

『友情』武者小路実篤 純文学/友情と恋愛に迷う

[純文学]新潮文庫 む-1-1 平成2年5月30日 108刷131ページで、厚みは1センチない。会話文はわりかし多い。読書に慣れていれば3時間前後で読み終わる。[キーワード]友情、恋、結婚[私的なキーワード]誠実、葛藤、神聖化===============ざっくりあらすじかけだ…

『島原心中』菊池寛 純文学/心中のその後

[純文学]ちくま日本文学全集1991年12月20日第一刷20ページほどで、はやければ20〜30分で読了ちょっとばかし血なまぐさい[キーワード]心中、法律家[私的なキーワード]憐れみ===============ざっくりあらすじ島原といえば有名な場所で、様々な話で絢爛豪華な描…

なにか読みたいのに、なにを読んでいいかわからないときに

なにか読みたいのに、なにを読んでいいのかわからないときがある。 ブログを始めてみようと思ったのは、これが大きな理由である。 私はこういうことでとっても困る人間である。 何か読みたいのに、大好きな本も新しい本もぴんと来なくて、開いては閉じてを繰…